『戦略拠点32098 楽園』 長谷敏司

戦略拠点32098 楽園 (角川スニーカー文庫)
★★☆☆☆
SFマガジンに掲載された短編『地には豊穣』がたいへん素晴らしく、デビュー作はどうなんだろうと期待を胸に手に取ってみたのですが。過度に感傷的で、何より地の文で登場人物の心情を語り過ぎな気がいたします。「戦うことしか知らない兵士とアルジャーノン少女の交流」と萌え要素は鉄板なのですが。これじゃあアレコレ想像して萌えることが出来ませんよと。