2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『蹴りたい田中』 田中啓文

★★★☆☆ 短編集。デオキシリボ・スケさんカクさんを従えた水戸黄門の珍道中『地獄八景獣人戯』、不老不死の能力と引き替えに悪臭を放つ肉体となったスタアの悲劇『怨臭の彼方に』、父親が行方不明となった惑星へ、森田健作を模した人工知能と供に旅をする『吐…

『博徒七人』

★★★☆☆ 隻眼、隻腕、隻脚、盲目、聾唖、傴僂に爆傷、不揃いの林檎たちが利権を貪る巨悪に立ち向かう!(半分ぐらいは本当) 以下、ネタバレ。

『ワイオミングの惨劇』 トレヴェニアン

★★★☆☆ しなびた鉱山町を暴力で牛耳ろうとする脱獄囚の三人組。耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、恐怖におののく町民たちに成り代わり、流れ者の若人が父親譲りの巨大な散弾銃を片手に立ち向かう! というお話では、全然まったくありませぬ。主人公はおよそマ…

NOAH@東京ドーム

行ってきました。もうね、メインのGHC戦だけで元が取れた、いやお釣りが来ました。他の試合が軒並み低調だったのも帳消しになる程に。改めて小橋さんはすごく世界一だと思いました。「イエティに似てるー」などと言う輩はしけいです。

『シルミド』

★★★★☆ およそ洗練や抑制の対極にある泥臭い作りで、情緒過剰な演出(要は遣り過ぎ)により「ほんとうにあった特攻大作戦」という衝撃が損なわれている感があります。しかし終盤に至り、物語は「実話」の制約を外れてド級の男泣きファンタジーの境地へと到達…

『目撃』 ポール・リンゼイ

★★☆☆☆ 盗聴や指紋照合など具体的な捜査過程は興味深く読めるのですが、組織内部の悪玉=エリート・デスクワーク中心・軟弱者vs善玉=叩き上げ・現場主義・タフマンという図式は(敢えて戯画化して描いているにしても)余りに単純過ぎやしませんかと。しかも…

『11人いる!』 萩尾望都

★★★★☆ その昔、出崎哲監督による映画版を見て手に汗握ったものですが、オチを知った今に原作の漫画を読んでも余り楽しめないのでは…と思っていたのですが。どーしてどーして、やっぱりたいへん面白い。 以下、ネタバレ。

『デブラ・ウィンガーを探して』

★★☆☆☆ 作為やハッタリのない誠実な(あるいは愚直な)ドキュメンタリーで、それ自体は好ましく思います。しかし「仕事と家庭の両立はたいへん」「一定年齢以上の女優は出番がない」「男どもには"性格俳優"なんてジャンルがあるのに!」とは(たいへんゴーマ…

『月の夜 星の朝』#1〜8 本田恵子

★★☆☆☆ ガキンチョ時代に結婚を誓い合った二人が再会し、くっついたり離れたり、離れたりくっついたりを延々と。完全にくっついてしまうと物語は終わってしまうので、行く手にはあの手この手の障害が立ち塞がります。転校したり編入したりアメリカ留学したり…