『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』

サハラ -死の砂漠を脱出せよ- [DVD]
★★☆☆☆
タダ券もらって見たので、あまりエラソーなこと言うのも気が引けるのですが。
やれ政治的配慮だのと喧しく、娯楽映画の中で満足に人を殺すことも出来ない窮屈なご時世に、脳天気な冒険モノを作らんとするその心意気や良しと(皮肉や冗談ではなく本当に)思います。しかし主人公達に訪れる危機にしろその脱出方法にしろ余りに行き当たりバッタリで、ほとんど冷蔵庫を開けたら牛肉がありましたとか、壊れた計器も叩けば直りましたてなもんで、これじゃあハラハラもドキドキもしようがありません。
ペネロペ・クルスさんは登場時こそ眼鏡の女医さんルックで「心得ているなあ」と感心したものの、最終的にはタンクトップで煤まみれの姿になってしまわれて、「やっぱりこの作り手は…何も…わかっていないっ…!」と思いました。