『マリア様がみてる』 今野緒雪

マリア様がみてる 1 (コバルト文庫)
★★☆☆☆
閉鎖的なお嬢様女子高で同性同士のインモラルな関係が綴られる、いけいない淫靡テーションでトレびあーんなお話かと想像していたら全然そんなことはなく。むしろ健全で、ゴージャスと言うよりも庶民的な学園モノなのですね。しかし、謎を提示しておいてオチが「登場人物の大多数が知らない血族関係」というのはアンマリではないでしょうか。文章も生硬でこの一冊だけでは現在の大人気の理由は窺えず。
ただ、ファンサイトによると何でも10〜11巻辺りが群を抜いて面白いらしく、頑張って読み進みそこまで辿り着くべきか、それともTV放送を気長に追うべきか。悩むなあ(悩むなよ)