ハッスル3@横浜アリーナ
行ってきました。序盤はそれ程悪くなかったのですが、メインの試合がズバ抜けてショッパいのは正直ビビったし、たじろぎました。しかもその内容が客をイジり、笑い声の絶えないジャリレス。これ前座としてはOKでも興行の締めとしてはNGではないでしょうか。いやつまり、ナンダカンダと言いながら自分はハッスルにも「本気のプロレス」を期待していたのですね。恐らくグダグダの試合が多かろうと、ワイワイ騒げればいいや程度の冷やかし半分で見に行ったハズなのですが。
過剰なまでにショーアップを施し、脱力コントを盛り込む。それ自体は悪くないと思うのです。実際、ギミックの最たる高田総統の面白さはただ事ではなく、一言一句にバカ受けでしたから。でもやはり器を如何に飾り立てても、肝心の中身がこれじゃあ乗り切れないよなーと。例えばお祭りムードを拒絶し、独り昭和のプロレスを貫き不機嫌そうに帰っていった長州力。自分は彼を好きでも何でもない、むしろ嫌いなのだけれど、その選択は圧倒的に正しいと思ってしまったのです。