『秘曲笑傲江湖』#1 金庸

秘曲 笑傲江湖〈第1巻〉殺戮の序曲
★★★★☆
金庸の作品を読むのは初めてなのですが、滅法面白く「何故これまで手に取らなかったのか」と後悔する程に。英雄・豪傑・美少女がわんさか登場し、どいつもこいつも(美少女を含めて)超人的な体術の使い手。秘孔を突いて動きを止め、椅子に座ったまま剣を数百合と交わし、ひと跳びで屋根へ舞い上がる。その事に何の前提も説明も必要としない。素晴らしき哉、武侠ワールド。
風雲急を告げるラストに「はよ次も読まねばー」と思いましたが、訳者あとがきは幾等何でも以降の展開を割りすぎですよチクショウ。