前田日明、ビッグマウス・ラウド離脱

BIG MOUTH ILLUSION 2005?始動 [DVD]
前田日明ビッグマウス・ラウドのスーパーバイザーにおさまった時、プオタの友人とバカ話をして「三年後ぐらいにですねえ、前田が選手全員を集めて鍋パーティしてですねえ、オレについてこれないなら解散や!とか言うわけですよ」「そいでもって団体解散して村上組とかビックマウス・インターナショナルとかに分裂するわけですよ」などと言ってはアハハと笑っていたわけですが。それは遠からずしょっぱい幕切れがあろうとは思いながらも「そんなことになったら嫌だなあ、だったら今のうちにギャグにして予行演習しておこう」という長年プオタを続ける中で身につけた哀しいサガとでも言うべきもので。こんなオチを現実に望んでいたわけではないんですよおおおおおお。
離脱そのものにも凹みましたが、一連の発言にもガックリするところが多々あり、それと言うのも結局のところ前田日明のやりたかったプロレスというのが「ガチ」であり「総合格闘技」であった、ということです。「一線を越えたプロレス」とか「プロレス界に渦を起こす!」と言うからには(たとえそれが吹かしであるにしても)ひょっとしたらNOAHでもハッスルでもない、「新しいプロレスのかたち」を見せてくれるのではないかしら、かしらという期待も僅かながらに抱いていただけに。それがガチって…総合って…。ぶっちゃけ「そんなことがやりたかったの?」と突っ込みたくさえなりましたよ。
反対に、今回の騒動で株を上げたのはズバリ言って永田さんじゃーないでしょうか。「世の中に前田日明はいらない」とか「降りかかる火の粉は全部、片っ端から叩き切ってやる」などなど、どれもこれもフルスイングな発言の数々。おまけに村上絡みの試合ではコーフォー・アームブリーカーというかつてないムーブ(要は顔芸)を披露ですよ。さすがは常に敵をシュートしてやまない究極のコマンダーですよ!いやマジメな話、選ばれし亀の子だとか時に笑われもしながらも、腐らず体を張って試合をこなし続ける永田さんと、今の前田日明のどちらが「プロレスラー」として美しいかと言ったら、これはもう圧倒的に前者だと思うのです。
あ、そこの格オタ、「ククク…永田さん?何それ?」とか笑うなよ…!おまいらは勝った負けたとか体重差がどーしたとか言うてるだけでいいんだろうけどな、オレたちプオタはこんなニュースにも悩んだり考え込んだり大変なんだよ…!(明後日の方向に逆ギレ)