ハッスル・エイド
詳しくはこちらの日本一長くて熱くてキモい観戦記を見て頂くとして。
id:Nakamyura:20060619
わたくしも行ってきましたハッスル・エイド@さいたまスーパーアリーナ。この日の興行はヌルかったりショッパかったり「やっちまった!」な瞬間*1も多々あったのですが、何もかも最後の高田劇場で吹き飛んでしまいました。
「Training MontageをBGMに高田延彦が入場する」文字にすればたったそれだけのことですが、現場で目撃した時のアンビリバボーな気持ち、ワクテカ感はたいへんなものでした。普段は醒め醒め星人のボックンもワーキャーワーキャー、上へ下への大騒ぎ。一緒に行った友人に「うるさいつうかキモいよ!」と言われる程に。ごめんなさいごめんなさい。
ご存知ない方のため一応説明しておくと、「高田延彦」というプロレスラーは既に引退して久しかったわけですよ。ハッスルでは試合は行わず、「高田総統」というベシャリのみをこなすキャラクターとして定着しておりました。それがここに来て予告もなしに突然のリング復帰。しかも過去と変わらず、大舞台で数々の試合を彩った入場曲での登場。これはもう興奮するなというのが無理な話なんですよ!(ドンっ)
しかし改めてビビってたじろぐのは人間:高田延彦の図太さ、その破廉恥振りです。先日、開き直った永田さんの精神的タフネスについて触れましたが、高田のそれは永田さんを遥かに凌駕しております。Uインター時代に築き上げた(そして二度のヒクソン戦、コールマン戦その他諸々で完全消滅した)「最強」というブランド。更に遡って新日本プロレス時代の「青春のエスペランサ」というキャッチコピー。こういった過去の遺産を、自らのリング復帰に際してギミックとして繰り出してしまう。その突き抜けぶりは尋常ではありません。
まー村の外側の住人からしたら何をやっておるのかと。皆目ワカランチンであり、また斯様にイーカゲン極まりない展開を容易く飲み込み、熱狂してしまう我々プオタのデタラメぶりを大概なものと思うかもしれませんが。今回ばかりはこの日この時、この光景を目一杯楽しめちゃう僕チャンチンこそ勝ち組!と思いましたよ。この興奮…個人への思い入れを排し、勝敗と強さの不等号のみを語るしましま魚的格オタには分かるまい!ボクテク?テイクダウンスキル?ミルコ・プロポリス?ククク…何それ?死ぬなお前…!