クエスが噛みました
- 映画のはなし。
- 『ハート・ロッカー』。面白かったけど、おいらは『アバター』の方が好きだなー。『ハート・ロッカー』はどこかニッチ、邪道の面白さであって。何百億円かけて、正攻法のストロングスタイルであのような映画をモノにするキャメロン先生はまじ偉いと思う。
- ただ『ハート・ロッカー』捕まえて、「傲慢なアメ公の感傷に過ぎない」とか切り捨てちゃうのは、違うんでないの…。例えば『ディア・ハンター』捕まえて北ベトナム側の視座がない!批判みたいな。まずは自分と自国の範囲内で誠実であろうとすることをムゲチンに否定する方がゴーマニズムちゃいますの…。
- 上映前、隣のカップルが『アバター』の話をしていた。男性の方が「ちょうつまんねーよ寝ちまったわー」と不満タラタラ。女性が「信じられない!めちゃ面白かったよ!」と反論。お姉さん…そんな男はやめて僕様ちゃんとつきあいなよ…ねえJガイルの旦那ァ…。
- おっさんオタ同士が『ガンダムUC』について話しているうちに、結局は『逆襲のシャア』の話題となり、あの映画があまりにトチ狂っていたせいで、このような尻拭いを望むのだという結論に。「クエスが噛みました!あなたクエスが噛みました!」ってな…富野先生は本当にどうかしているよ…。
- 新海先生の新作、「冒険ありアクションあり恋ありのにぎやかなアニメーション映画」などと公式に謳ってあるのですが、そんなこと言うていつものアレなんでしょ、ボーバクたる未来が広がっていて、優しくしないで…!なんでしょと楽しみ過ぎて死にそうです。
- ゲームのはなし。
- 我慢できず『Batman: Arkham Asylum』買ってしまった。ちょう面白い。「もうダメだー」みたいに慌てふためく警備員に「法律の出番はここまでだ。ここからは俺の出番だ」とイカす台詞をカマすバットマンさん=おれ。悪党どもを薙ぎ払うバットマンさん=おれ。かっこよすぐる…。ウットリ…。
- プレイしていると、『MGS』とか『God of War』とか、色々なゲームを思い浮かべるのだけど、見事に換骨奪胎されてる。素手の相手とのファイナルファイト的殴り合い、武装している場合はスニーキング、ガジェットを使った追跡、あるいは高低差あるマップをアサクリばりに駆け巡りと、異なるテイストのゲームを短時間で遊ばせる。出来ておる喃…!
- 漫画のはなし。
- 『ゆびさきミルクティー』遂に完結…!おめでとう…おめでとう…コングラチュレーション…!以下、ネタバレ。主人公の由紀クンは水面さんを振って、左ちゃんとゴールイン。旅行先でニャンニャンニーハオニャン、ゴージャスデリシャスデカルチャー。しかしその代償として美少女ユキさんへの変身能力を喪失するのであった…!ユーはショック!
- あれー、おかしいなー。ユキさんによる永続女装革命宣言ぐらいはあるだろうと思っていたよ…。
- 沙村広明『ブラッドハーレーの馬車』を読んだ。ううう、胸クソ悪い…。口直しに『ゆびさきミルクティー』でも読もう…。口直し?
- ケッチャム先生にはウヒヒを感じないが、この漫画は明らかに「快楽としての悲劇」と感じてしまいます。読み終わると、お主も大概ワルじゃのう越後屋…という気持ちが芽生えてしまう。要するに描き手の沙村先生の視点がウヒヒ過ぎて、拷問ポルノになってるんでやんすな…。まーおいらもろくでなしブルースなので、それならそれでおいしく頂きますが。
- 御厚意により『フロム・ヘル』を頂き、夜中寝る前にチビチビ読んでいるのだけど、これ、すごく…こわいです…。二日続けて悪夢を見たよ…。バランスを取るために『ゆびさきミルクティー』でも読もう…。バランス?
- その他
- 『ボーン・スプレマシー』のサントラを聞いて、俺はやれば出来る子なんだと言い聞かせる儀式。
- twitter上でリアルタイムに揉め事を眺めると、インターネットしてる!ってウヒヒな実感に包まれるよね(←どうしようもない)