『殺人症候群』 リチャード・ニーリィ

殺人症候群 (角川文庫)
★★☆☆☆
引っ込み思案で仕事も遊びも丸出ダメ男なランバート。社交的で弁舌爽やかなチャールズ。ランバートは対極の存在であるチャールズに惹かれ、次第に彼を敬い崇めるまでになってゆく。だがチャールズは内に女性に対する苛烈な暴力衝動を秘めていた…。
以下、ネタバレ。
一人称叙述、同じ場面に二人が揃って登場することがない。となれば自ずと答えは明らかに。当時は驚きの展開だったのかもしれませんが、現代っ子にすればよくある仕掛けの一つに思えてしまうよなーと。ミステリ読みではない自分でも、かなり早い段階で気付いてしまったもの。ホントほんと、嘘じゃないよ。じっちゃんのナニかけて。