『トップをねらえ2！』#6

★★★☆☆
よもや最終巻がこういう内容になるとは思わなんだです。これまで否定してきた「努力と根性」という台詞が飛び出すことに戸惑いも感じるのですが。初代へのオマージュにはオタク心を擽られるし、ナンダカンダと言いながらもラストのラストにはジュンとなりました。濡れちゃいましたあたし。
一方で「全能感溢れる幼年期が終わった後、凡人としてどう生きるべきか」というお題の落とし所はウヤムヤにされてしまったように感じます。これ程はいせんす絵本なスタッフが結集した作品です。アニメとしての快楽とテーマの双方を扱って過不足ない結末を見せてくれるのではと期待していただけに、残念な気持ちもあります。やっぱりねえ、6話で終わりってのは短過ぎましたよ。せめてあと1話、いや13話、なんだったら52話ぐらいやって欲しかったなーと思うのです。