藪に入ったら突っ切るしかやり方を知らない

最近の喫茶店トーク

  • 七月鏡一先生最高ですよね!という話を延々。しかし秘宝系男子もといオッサン界隈、ホモソー空間でさえ七月漫画の話を持ち出すと、半笑いのトーンで扱われることがあります。何故だ…こんなに面白いのに…。『ダークナイト』のジョーカーを世界精神型悪役として褒めそやすならば、『イージス』のバタフライだって評価されていいじゃないか!お前に敵対する!(言いたいだけ)
  • 七月漫画の面白さは既視感にあり。例えばジーザスが悪党を野球スタジアムに追い詰める場面。「まんまダーティ・ハリーですやん…」という突っ込みと、「アナタも好きねえ…オレもだよ!」という同志的連帯感が同居する。これ新海先生のアニメを見ている時と同じような感覚ナリ。
  • しかしウヒヒな読者のぼくらとは裏腹に、七月先生は結構ガチではありませんか。後書きの「貧困とテロリズム!」「常に反逆せよ!」みたいな煽り文は、本気の濃度が非常に高いように見受けられます。ウヒヒな読者のぼくらはついついアレもコレも作り手の欲望やんけ、と思ってしまいます。戦争ごっこを遣りたいがために、言い訳として反戦を謳う通称「メタルギア病」ではないかと。けれど、七月先生自身は割と真剣に現代を憂えているのかも。つまり「貧困とテロリズム!」「常に反逆せよ!」も「お前に敵対する!」「地獄に落ちても忘れるな!」も同じテンションで筆を走らせているのではないかしらと。
  • 全ては受け手の勝手な推測ですが。でもその方が萌えるよなー。赤松健のようにマーケティングと理詰めで漫画を書く人も立派だと思うけれど、七月先生は天然型の暑苦しい人であって欲しいなーと。

その他。

なにこれ。