『ロード・キル』 ジャック・ケッチャム

ロード・キル (扶桑社ミステリー)
★★★☆☆
拳銃片手にドライブどらいぶ♪道行く人を気の赴くままにパンパンと撃ち殺す、題名通り血煙街道なお話。
以下、ネタバレ。
陰惨なキラー・オン・ザ・ロードを一直線と思いきや、驚くことに最後には取って付けたような救済が用意されていて。これまで読んだ作品の徹底した非情振りに比べると、かなーり緩めな気がいたします。「奇妙な」という語句が頻発する解説にも、同種の戸惑いを感じるのは穿ち過ぎでしょうか。
決して駄目ダメではないけれど、どうにも物足りない…。うーん、次行ってみましょう。