『のだめカンタービレ』#1〜9 二ノ宮知子

のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))
★★★★☆
オレ様至上主義の千秋(ピアノ科・でも本当は指揮者志望)、不思議ちゃんの野田恵(ピアノ科)、自称「天才ロッカー」の峰(ヴァイオリン科)、嫉妬深いが気のいいゲイの真澄ちゃん(打楽器科)、音大を舞台に学科も個性もバラバラなメンツが繰り広げる青春コメディ。男女やゲイの関係なく「仲良し」な彼等の関係が心地よく、「あーお話など進展しなくても良いから、ずーっとこのままダベりドツキ合いを見ていたい」と思う程に。
しかし千秋が自分のオーケストラを立ち上げた辺りから、どいつもこいつも「理想の音楽」のため切磋琢磨し始め、こうなると特性が失われ普通の「芸事」漫画になってしまいます。「あーおまいらそんなに努力しないで、ダラダラし続けて下さい」と思いました。千秋とのだめの関係もこれ以上ハッテンしなくていいですよ!ZETTAI!