『誘惑の湖』 リンダ・ハワード

誘惑の湖―愛なき誘惑〈2〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ)
★★☆☆☆
作者のリンダ・ハワードさんはハーレクインのみならずロマンス小説の書き手として知られている方(らしい)。冷やかしでなくかなり本気で、もしかこれ未だかつてないトキメキ☆体験が出来るかもと読んでみたのですが。
まー要は男女がくっつくまでを如何に引き延ばすかというお話。問題はその延長のための工作、障害設定がものっそしょーもないこと。しかも男女双方の視点で進行するものだから、お互いの「ああ、勘違い」が丸分かり。読者としてはモドカシイと言うよりひたすらバカラシイ。
しかしこの一冊のみでジャンル全体を判断するのは早計と言うもの。きっとハーレクインの世界にも不朽の名作、燦然と輝く黄金の一冊があるはず。わたくしは是非ともそれを読んでみたい。トキメキ☆体験してみたい。何方かご存知であれば教えて下さい。一回戦で待ってます。