新日本プロレス 東京ドーム大会

新日本プロレス 中邑真輔バトル集 [DVD]
イグナショフの膝蹴りでKO負けを喫した中邑に、高山が一年分のオーバーを返す試合。と醒めた目線で見ていたものの、中邑が高山のハードヒットな(ちょっと一線を越えているんじゃないのかと感じる程の)顔面攻撃の嵐を堪えに堪える姿に不覚にもジーンときてしまいましたよ。体を張った激しい試合を見せる、これプロレスの原点であり全てではないかと。
ところで中邑のことを最初に認識したのは試合ではなく、武藤との対談においてでした。闘魂三銃士時代に大ファンだったという中邑の「武藤さんが世界で一番強いと思ってました」「グレイシーが出てきた時は、いつ武藤さんがブッ飛ばしてくれるのかと思ってました」…この過去形の言葉の数々は、無頓着な(人間に思える)武藤の胸にも突き刺さったのではないでしょうか。