2026-01-01から1年間の記事一覧

武尊vsロッタン感想。生観戦をひよった言い訳と、呪いが解かれるまでの物語。

はじめに 4/29に有明アリーナにて行われた格闘技興行、ONE Samuraiを見ました。 生観戦しなかった言い訳 現地観戦ではなくU-NEXTで視聴したのですが、てっきりPPVと思っていたら加入するだけでOKとのこと。契約者誘導の施策ではあるのでしょうが、太っ腹だな…

『涼宮ハルヒの憂鬱』再見により、影が差してしまったこと。

はじめに 再放送でアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』を見ていました。今回の放映は20周年記念ということ。出演していたキャストの皆さん、作り手、京都アニメーションに起きたこと、月並ですが時の流れに呆然となりますね。 二話までの好感触 まずは一話。自主制作…

坂本真綾さんの活動30周年記念ライブ。「知人です」と呼ぶ、クールな認識とそれ故の誠実さ。

はじめに 坂本真綾さんの活動30周年記念ライブに行ってきました。 初期の音源中心に聞いてきた人間による感想なので、ハードコアなファンからすると、何を今更あるいは「ちっげーよ」と思われるかもしれません。わたくしがそう感じた物語ということでひとつ…

実質せつ菜×歩夢から始まった、最近のプリキュア視聴録と『名探偵プリキュア!』のミステリ。

はじめに プリキュアシリーズ、特に現在放送中の『名探偵プリキュア!』について書いてみました。前半は作品に用意された仕掛けについて、後半は近年のシリーズを見て改めて思うことの語りです。 『名探偵プリキュア!』における謎について 日曜あさは普通にプ…

『淡島百景』『正反対な君と僕』の繊細さに感心しつつ、しんどくもなり『刃牙らへん』に救いを感じること。

はじめに 最近見たアニメや関連した漫画作品について。作品毎の感想、と言うよりは付随する自分の面倒くさい気持ちを書きました。 『淡島百景』の見事な再現性 アニメ版『淡島百景』の一話を見ました。浅香守生さん(CCさくら!)監督なんですね。漫画原作で…

人工知能が人間を凌駕する時代に。The Whoが80年代メタル?はてなブログという荒野に生成された虚無。

はじめに 相変わらずインターネッツの荒野と化した、はてなでブログを書いております。そんなわたくしの流行感度の低さ故、今更に気付いてポカーンとなったことがあります。 フレーズ頻発から抱いた疑念 はてなブログ、巡回先として登録しているものを普段は…

アウトレイジな興行師たちの時代。『格闘技が紅白に勝った日』感想と個人的な葛藤。

はじめに 格闘技興行の裏側を描いた本の感想と、触発されて自分が思うことを書きました。 かつて行われたメガイベントの暗部と、そこに登場する人物のアクの強さ。そしてダーティな実態を知った今も、興行を楽しんでしまう自分のありようを綴っています。 余…

健康診断で見かけた鉤十字、90年代の悪趣味ノリ、ブラックメタルMLの個人的な思い出。

はじめに 健康診断で見かけた鉤十字から連想ゲームで90年代の悪趣味ノリ、ブラックメタルMLの個人的な思い出について書いています。 余談かつ前ふり、健康診断で見かけた鉤十字のこと 先日、人間ドックで病院に行った際に目撃したこと。体重測定の順番待ちし…

さらりまんの憂鬱。ブルーマンデー、神聖皇帝、そして勝新太郎や橋本真也への連想。

はじめに もはやインターネッツ辺境の地、ノスフェラスと化したはてなブログで文章を書いているわけですが、いいかげん別のサービスへ移住すべきなんでしょうか。という話を喫茶店トークでしたところ、友人から「そんなの気にせんでええ、やりたいようにやる…

fox capture plan / THE CHARM PARK合同ライブ感想。節子、それがグルーヴや。

はじめに 3月は調子に乗って色々申し込んでいて、今回はこちら、fox capture plan / THE CHARM PARKの合同ライブへ行ってきました。 THE CHARM PARK、揺らぐグルーヴの身体的な心地良さ 場所は有楽町I'M A SHOWにて。現地へ行くの初めてだったのですが、雨も…

SennaRinさんライブ「LOST AND FOUND」体験記〜あんこくしんわ的神秘感と攻撃性のハイブリッドチャイルド。

はじめに SennaRinさんのライブに行ってきました。毎度のことながら、レポと言うよりエッセイ風、自分の思考を再構成した内容になります。 ライブ前、澤野弘之さんをきっかけに知ったこと、その印象 今週は自分にしてはマジメに働いた気がします。明日はそん…

『閃光のハサウェイ THE SOUND OF U.C.0105』コンサート感想、"BEYOND THE TIME"との和解。

はじめに 映画『閃光のハサウェイ』を題材としたコンサートあり、参加してきました。劇伴を担当された作曲家、澤野弘之さん関連イベントと言ってよいかと思います。 毎度の如く、ライブレポというより自分の心の動きを綴った日記、エッセイの・ようなもので…

妖怪ではない「ふつうのおじさん」達の極まる精緻。Dream Theater40周年武道館公演でモヤモヤが浄化された夜。

はじめに プログレメタルバンド、Dream Theaterの40周年アニバーサリーツアー、武道館公演に行ってきました。 以下は現状の彼等への印象と、実際に参加してみての感想です。音作り含めモヤモヤはある、しかしやはり偉大なバンドであることは間違いなく、自分…

欲望で駆動するOSに理想というパッチをあてる、その脆弱性を抱えて走り続けること。引き続きガンダムと性欲の話。

はじめに 友人との喫茶店トークにて「最近のあなたはガンダムと性欲の話ばかりしている、どうかしてますよ。だいたいガンダムと性欲とか当たり前みたいに書かれても、通じませんよ!」と言われました。それはもうその通りで、自分の中では出来上がってしまっ…

人はトキメキ、そして薄い性欲で駆動する。午後ティー、サウナ、そして富野ガンダムが教えてくれたこと。

はじめに トキメキ、と言うと何やら素敵な情緒という感じがするけれど、実態は薄い性欲とも言えるのではないか……という卑小でどうしようもない話を書いています。 ぼんやりとした性欲で人は駆動していることがある。自分の行動が高尚な動機ではなく、低次の…

世界はある、でも救いはない。『閃光のハサウェイ』の遅効性の面白さ。

はじめに 仕事しながら、相変わらずハサウェイ君はどうすれば良かったんだろうか、と考えていたのですが、そんなことより自分の心配をしろといういつもの問題ではあります。そして今日も進捗ゼロです。ダメじゃん。 映画『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』…

焚き火を囲みながら『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』感想戦。メビウスの輪から抜け出せなくて。

はじめに 映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』を見てきました。 以前にアニメ版のハサウェイについて書いたこと。見た目と内実のズレが面白い。それは人間のどうしようもなさを描いてきた富野ガンダムの深堀りと言える。理想を掲げて…

澤野弘之さんの劇伴コンサート。映像が快感を左右すること。

はじめに 澤野弘之さんのライブについて。2025年に形態の違うイベントを二つ体験したので、その時の記憶を再構成してみました。 こちらは劇伴中心のコンサートついて。ビジュアルが音楽体験を左右する、という話を書いています。 劇伴作家としての歩み、澤野…

澤野弘之さんのライブを振り返る。ボーカルプロジェクト、お祭りの記憶。

はじめに 澤野弘之さんのライブについて。2025年に形態の違うイベントを二つ体験したので、その時の記憶を再構成してみました。 一つ目はボーカル入り楽曲を中心としたプロジェクトについて。人はすぐ人を好きになってしまう、という話を書いています。 ボー…

澤野弘之×SennaRin、ライブへ参加して。小さな不安とそれを覆される喜び。

はじめに 澤野弘之×SennaRin Billboard Live PIANOUTAに行ってきました。めちゃんこ楽しかったです。 以下はライブレポ、と言うよりは私的な日記の・ようなものです。 ライブ前の小さな不安と、覆される喜び 澤野弘之さんの『PIANOUTA』アルバム発売を記念し…

Evilさんの退団と、素人の自分には分からないプロレスラーの職人的巧拙について。

はじめに プロレスラー、Evilさんの新日本プロレス退団が発表され、ビックリしました。噂としては囁かれていましたが、そんなことはないんちゃいますのと高を括っておりました。 ここからEvilさんへの対外評価と、そもそもプロレスにおける巧拙って?自分に…

ドラマ『ひらやすみ』について。しょーもない、取るに足りない瞬間。それこそが交換不可能な関係を決定する、のかも。

はじめに NHKで放送されていたドラマ『ひらやすみ』1 について。本放送時はTV付けていると偶に目に入る程度で、ちゃんと腰据えて見てなかったものの。狭い観測範囲内ですが大変に評判良く、ちゃんと見てみようと思った次第です。 遅ればせながら再放送で追い…

3分間産業ロックとしてのAsia。実は、渋強な現在の布陣について。

はじめに 2026年2月にAsiaの来日公演があるそうです。同じメンツで2025年4月にライブ行っているので、その時の記憶を再構成してみました。スタア不在に見えますが、実は辣腕揃いなんですよ、という紹介を兼ねて書いてみました。 エイジアのなりたち、ハンバ…

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 FLOWER MUSIC LIVEへ。「かもしれない」に賭けて見に行くこと。

はじめに ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 FLOWER MUSIC LIVE『Boooooom Boooooom Bee!!』Day1(長い)に行ってきました。 今回のライブ二日に分けて開催なのですが、Day2は別用あって不参加となりました。身体もひとつあれば行きたかった……そ…

「虐殺の文法」なんてない、と思っていたよ。今はある、そこかしこに(追補)。

はじめに、終息のつもりが再燃させてしまうこと 以前に伊藤計劃さんの小説『虐殺器官』からの連想で、実際にネットの言説における虐殺文法(と自分が思うもの)を例示させて頂きました。 「虐殺の文法」なんてない、と思っていたよ。今はある、そこかしこに…

「虐殺の文法」なんてない、と思っていたよ。今はある、そこかしこに(後編)。

具体例を敢えて提示してみます 前回は伊藤計劃さんの小説『虐殺器官』を引き合いに、本来は虚構のギミックに現実の水位が下がって近付いてきた、という話を書きました。煽情的な低次のものと、偽装された虐殺文法があるという整理です。 「虐殺の文法」なん…

「虐殺の文法」なんてない、と思っていたよ。今はある、そこかしこに(前編)。

はじめに SF小説『虐殺器官』にて描かれた虐殺の文法という概念について。当時はある種の法螺話として読んでいたが、今となると笑えない、自分の身近にも同種の振る舞いがある。しかもそれは分かりづらい形で浸透してきている、という話を書いてみました。 …

人工知能が人間を凌駕する時代に。架空のキャラクターソングには興奮できるのに、AI音楽にはガッカリする不思議。

はじめに キャラクターソングには興奮できるのに、AI音楽にはガッカリする、という(自分の心の)不可思議さについて書いています。 中須かすみさんは『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』というアニメに登場するキャラクターです。 Primaluceは最近話題に…

『羅小黒戦記2』、問題を含んだ前作への回答と説明し過ぎない情緒の良さ。

はじめに 新宿バルト9で映画『羅小黒戦記2』見てきました。都内で思った以上に長く上映されていますが、このままノンビリしていると見逃してしまいそうでエイヤと行ってきた次第です。 www.youtube.com いやー良かったですねい。前作の美点、超絶アクション…

『閃光のハサウェイ』関連作としての『ガンダムF91』、見返し感想。暴力が空から降ってくる。

はじめに 劇場アニメ『ガンダムF91』について書いています。『閃光のハサウェイ』を手掛ける村瀬修功監督も参加されているので、関連作品と言うこともできるかもしれません。 見所いろいろ、やはりなんと言っても冒頭の襲撃シーン 何故か逆シャアの方が世評…