映画

『日本沈没』

★★★☆☆ 「フジャケルナ!」 「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ…」 「こぼれた水はまた汲めばいい」 「奇跡は起こる、起こしてみせます」 「ニューガンダムは伊達じゃない!」 「恵美子さんと幸せに暮らせよ」 …良く言えば『原子力潜水艦浮上せず』、悪く言えば…

『時をかける少女』

★★★★★ あおいタソのパッチギ報道に打ちひしがれている生徒諸君!悲しむことはありません。我々は新たなる神に出会ったのです。その名は紺野真琴ちん。17才。映画『時をかける少女』の主人公です。性欲よりも食欲が先行し、二度寝をこよなく愛するボンクラ少…

『害虫』

★★★☆☆ 先日、宮崎あおいタン原理主義者の友人に「あなた劣情キラリ☆とか言うてますが、未だに『害虫』も見たことないんですか!あの作品も見ずにあおいタンを語るなんてポーザーもいいとこですよおおお!」と激しく詰め寄られてしまいました。そこまで言われ…

『クライング・フィスト』

★★★☆☆ 殴られ屋として生計を立ててきたオッサンと、喧嘩やらカツアゲに明け暮れてきた不良青年。境遇は違えど共に「クソったれな自分と決別したい」と願う二人が、ボクシングを通して人生の再起を賭ける。 うーむ。決定的に駄目な映画だとは思わないのですが…

『ヒストリー・オブ・バイオレンス』

★★☆☆☆ 以下、ネタバレ。

『ミーン・ガールズ』

★★★☆☆ 学園カーストの頂点に位置し「プラスティックス」と呼ばれる一握りの女性グループ。転校生のリンジー・ローハンはひょんなことからこの集団の末席に加わることに。初めこそ面白半分で構成員のひとりを演じていた彼女も、次第に権力闘争や他人との差異…

『SPL 狼よ静かに死ね』

★★☆☆☆ 以下、ネタバレ。

『機動戦士ZガンダムIII-星の鼓動は愛-』

★★☆☆☆ シャアとアムロが「英雄」として邂逅する映画版の第一部を見た時は、娯楽作品と呼ぶには余りに破綻した『Zガンダム』という代物が、20年の時を経てポジティヴなエンターテイメントとして書き換えられるのかと興奮したものです。かつて「皆殺しのトミノ…

『リンダリンダリンダ』

★★★★★ 「女子高生」が「学園祭」で「ブルーハーツ」を演奏する!一部のオッサンの欲望をガッチリと鷲掴みする企画で、わたくしもオッサンの一人として存分に満喫、興奮させて頂きました。 この映画が優れているのは、あざとい設定とは裏腹に「スポ根文系部活…

『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』

★☆☆☆☆ 「宮崎あおいタンに目隠しプレイを敢行したい!」というごく個人的な欲望に基くこの映画は(あおいタン関連の一部のシーンを除けば)ほぼ全編に渡って弛緩した映像と空虚な台詞が垂れ流されるばかりで、「出来/不出来」という尺度で見るならば圧倒的…

『ミュンヘン』

★★★★☆ この映画に向けられる批判として、「報復が報復を呼ぶ負の連鎖」というお題目が紋切り型で踏み込みが浅い、というものがあるかと思います。こうした指摘にはわたくしも頷かざるを得ないのですが、だからと言って映画全体を否定する気にはなれず、むし…

『キング・コング』

★★★☆☆ 「有史以前の古代生物」であるとか、「前人未踏の秘境」であるとか、あるいは「ストロングスタイル」といった言葉が真実味を獲得することの極めて困難なこの御時世に、キング・コングをど真ん中にカムバックさせてやろうという作り手の意気や良しと思…

『ぼくセザール10歳半 1m39cm』

★★★★☆ 以下、ネタバレ。

『機動戦士ZガンダムII-恋人たち-』

★★★☆☆ 映画版の一作目では(TVシリーズと比べて)カミーユの性格は幾分マイルドに、シャアとアムロはダメ中年ではなくカリスマとして描かれ、「なるほど新訳とはこういうことかー」と思ったわけですが、二作目でも順当にそうした改変作業が行われているのか…

『愛と復讐の騎士』

★★★☆☆ 格調高く通俗な(両方とも褒め言葉です)コスチュームプレイもので、チャンチャンバラバラ、陰謀あり復讐あり恋愛あり、オマケに(擬似)近親相姦ありとサービス満点の大娯楽作。ふつうに面白かったのですが、ド・ブロカ監督の映画と言うからにはもっ…

『シン・シティ』

★★★☆☆ ジェシカ・アルバのこの役って「チンチクリンだったあの娘がXXXXXXに!嬉しいような、哀しいような…でも素顔は可愛かったあの頃のままでお父さんは安心したようグフウ」というオヤジ妄想の具現化したもので、そのギャップ萌えを発生させるにはヨゴレ感…

『タッチ』

★★★★☆ ミナミチャンなどというおよそ非現実的な、完全無欠の健康優良美少女を真正面から演じて万人を納得させうる女優は日本広しと言えども長澤まさみ、いや長澤先生を置いて他になく、事実この映画における彼女の輝きは他を圧倒しまさに王道を往く三冠チャ…

『NANA』

★★★☆☆ 映画冒頭、成宮なにがしがビール片手に「やっぱライブは最高だべなー」とのたもうた時、わたくしは「ありえねえ」と低く低く呟きました。と言うのも中島美嘉が歌うブラストなるバンドの打ち上げが行われているその居酒屋が、今にも「ヨロコンデー」と…

『スチームボーイ』

★★☆☆☆ 観客であるわたくしは「お話なんぞどうでもええから景気よくドンパチしてくれたまえ」と思っていて、事実すこぶる愉快に破壊行為が繰り広げられ、そこは「わはは見ろ!人がゴミのようだ!」とたいへん楽しく堪能させて頂いたのですが。しかし、どうで…

『恋の門』

★★☆☆☆ コスプレや鉱物、漫画に対する執着や葛藤が描かれはするものの、作り手の視点は明らかに村の外側に位置していて、オタクを「ちょっと奇妙なもの」、もっとぶっちゃけて言えば「キモくて笑えるもの」として眺めているように感じられます。例えば泊り込…

『直撃! 地獄拳』

★★★☆☆ 全てが行き当たりバッタリでチープな作りの中、千葉ちゃんが披露するアクションだけは惚れ惚れする程にカッコ良く、一方でせっかく倉田"ドラゴン"保昭や西城正三といった格闘家を出演させておきながら、チョイ役で済ませてしまうのが勿体無く感じてし…

『真説 タイガーマスク』

★★☆☆☆ おおおオレたちの夢である船木さんのタイガーマスク姿。それがこの映画の最大の売りであり、船木さんさえカッコ良く映っていれば、たとえ他がどんなに不味かろうがノー問題なワケですが、実際のところ今一つ、あまりサマになってない、試合のシーンは…

『ベスト・フレンズ・ウェディング』

★★★★☆ 以下、ネタバレ。

『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』

★★☆☆☆ タダ券もらって見たので、あまりエラソーなこと言うのも気が引けるのですが。 やれ政治的配慮だのと喧しく、娯楽映画の中で満足に人を殺すことも出来ない窮屈なご時世に、脳天気な冒険モノを作らんとするその心意気や良しと(皮肉や冗談ではなく本当に…

『機動戦士Ζガンダム 星を継ぐ者』

★★★☆☆ TV版ではシャアもアムロも一年戦争の雄姿はどこへやら、煮え切らなかったり優柔不断だったり、挙句の果てにはエキセントリック少年に「修正してやる!」と殴られたり「直接聞けばいいでしょ!」とダメ出しされる始末。それが映画版ではどちらも頼れる…

『ミリオンダラー・ベイビー』

★★☆☆☆ 以下、ネタバレ。

『ライフ・アクアティック』

★★★☆☆ 以下、ネタバレ。

『ワンダフルデイズ』

★★☆☆☆ 以下、ネタバレ。

『妖星ゴラス』

★★★☆☆ 以下、ネタバレ。

『ふたりはプリキュア マックスハート』

★★☆☆☆ ああ、なんでこう、映画版になると無闇に風呂敷を広げにかかるのでしょう。おっきなオトモダチ(要するにおれ)にとって非日常の異世界でのスーパーバトルはひたすら退屈で、それより日常風景の延長、イベントにもならない瑣末な出来事の積み重ねこそ…