2004-01-01から1年間の記事一覧
★★★★☆ ハードカバー上下巻二段組、併せて900ページ近く。しかもこれがまだシリーズ全体では序盤に過ぎないというのだから、まー気の長いお話です。登場人物もやたらと膨大で、巻末の人名目録を捲っては「えーこいつが誰であいつがおれで」と確認必須。個人的…
★★★☆☆ 「心暖まらない実録人間ドラマ」の王道を行くクソ真面目な内容で、見終わった後は口数も少なく。だから嫌だったのに…誰だよこんな映画行こうって言ったの。 劇中の二人は「愛し愛され手にテヲトリアッテ地獄の逃避行」てな蜜月のカップルではなく、す…
★★☆☆☆ 切り絵アニメ、というヴィジュアル面の物珍しさも次第に飽きが来るし、何よりお話が子供騙しにもならない子供騙し*1でお話になりません。70分の上映時間の半分ぐらいは予告で見た『マッスルモンク』の映像を反芻して過ごしました。 強いて良かった個所…
★★★★☆ ベトナム戦争で名を馳せた伝説のスナイパー、ボブ・スワガー。今は人里離れ隠遁生活を送る彼の元に、銃器メーカーからテスト射撃の依頼が舞い込む。だがその背後には大統領暗殺計画の陰謀が隠されていた…。 以下、ネタバレ
★★★☆☆ もしも人生をやり直すことが出来たなら―。 以下、ネタバレ。
★★★☆☆ イブニングで連載中のガチンコ妹萌え漫画。「12人の妹に囲まれてうわわーい」みたいな夢☆幻想とは異なる、生臭い・70年代・四畳半・神田川・洗い髪が芯まで冷えて・どこまでもシミたれた物語。髭面で殊更にムサ苦しく描かれる兄の遣ること成すこと、ど…
★★★☆☆ 以下、ネタバレ。
★★★★★ アニメなどで断片的に触れたことはあったものの、原作をキチンと読むのは初めて。おお、笑わないで。私は赤毛で、雀斑だらけで、やせていて、みっともないのです。それにしてもこれたいへんな萌え小説じゃーないですか。何がってマリラが半端ない萌え…
★★★☆☆ 従来のじい様なイメージを覆す、若くてフェロモンむんむんなヘルシング。登場するモンスターはフランケンシュタインにドラキュラ伯爵、超人ハルクみたいなハイド氏と、この節操のない設定は(それこそキム・ニューマンの『ドラキュラ紀元』みたいで)…
★★★★☆ オレ様至上主義の千秋(ピアノ科・でも本当は指揮者志望)、不思議ちゃんの野田恵(ピアノ科)、自称「天才ロッカー」の峰(ヴァイオリン科)、嫉妬深いが気のいいゲイの真澄ちゃん(打楽器科)、音大を舞台に学科も個性もバラバラなメンツが繰り広げ…
★★★☆☆ 以下、ネタバレ。
★★★☆☆ 以下、ネタバレ。
★★★★☆ オース、メース、サース。まとめて一気読みしてやったわい。1〜7巻までは怒りあり涙あり笑いありで(時折、ドン引きするぐらい陰惨な、ザ・ダークネスなお話もありますが)大いに楽しめたのですが、以降は蛇足の感がアリアリ。 以下、ネタバレ。
★★☆☆☆ 以下、ネタバレ。
★★☆☆☆ アユ役の重泉充香は棒読み台詞にオウム返し、ロボットみたいなギコチない動作で、開始早々はめっさ不安になりますが、慣れとは恐ろしいもので、次第に彼女の演技もそれほど不自然に見えなくなってきます。(周囲にもっと「不自然なこと」が満ち溢れて…
チケット争奪戦に完敗、スポーツバーにての観戦とあいなりました。 注目はやはり何と言ってもヒョードルvs小川。RINGSロシア大好きっ子としてはヒョードルに肩入れしたくもあり、プロレス・ファンとしては小川は常に想像を越える凄玉であって欲しいという願…
★★★☆☆ 新聞記者アンドルーは、常日頃から「いるはずもない双子の存在」を感じてきた。取材先で出会った女性ケイトから、それは貴方と私の先祖の確執が関係していると告げられる。ボーデンとエンジャ、アンドルーとケイトにとってそれぞれの曽祖父に当たり、…
★★☆☆☆ 特別な興味もなく友人に連れられて見たのですが。そんなバレエのバの字も知らない自分がイチャモン言うのも何ですが(でも言う) ベジャールというオッサンが如何なる葛藤を抱えているのか、その一端は覗かせるものの、深く突っ込むこともなく結局アレ…
★★★★☆ 『ラスコの死角』『罪の段階』と弁護士として活躍してきたクリスが、本作では一転して殺人犯として逮捕される。しかもクリスは法廷での証言を拒否。彼の恋人、息子、弁護人の誰もが無罪を確信できぬまま審理は進むことに…。 以下、ネタバレ。
★★★☆☆ 以下、ネタバレ。
★★★★☆ オンナノコになりたい♂シュウちゃんとオトコノコになりたい♀ヨシノくん。互いの嗜好の発見から、やがて二人は女装・男装してデエトする奇妙な関係に…。 同じ作者の『敷居の住人』はモラモラ沈滞ムードが苦手だったのですが、こちらは年齢が下がって(…
★★★☆☆ 短編集。デオキシリボ・スケさんカクさんを従えた水戸黄門の珍道中『地獄八景獣人戯』、不老不死の能力と引き替えに悪臭を放つ肉体となったスタアの悲劇『怨臭の彼方に』、父親が行方不明となった惑星へ、森田健作を模した人工知能と供に旅をする『吐…
★★★☆☆ 隻眼、隻腕、隻脚、盲目、聾唖、傴僂に爆傷、不揃いの林檎たちが利権を貪る巨悪に立ち向かう!(半分ぐらいは本当) 以下、ネタバレ。
★★★☆☆ しなびた鉱山町を暴力で牛耳ろうとする脱獄囚の三人組。耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、恐怖におののく町民たちに成り代わり、流れ者の若人が父親譲りの巨大な散弾銃を片手に立ち向かう! というお話では、全然まったくありませぬ。主人公はおよそマ…
行ってきました。もうね、メインのGHC戦だけで元が取れた、いやお釣りが来ました。他の試合が軒並み低調だったのも帳消しになる程に。改めて小橋さんはすごく世界一だと思いました。「イエティに似てるー」などと言う輩はしけいです。
★★★★☆ およそ洗練や抑制の対極にある泥臭い作りで、情緒過剰な演出(要は遣り過ぎ)により「ほんとうにあった特攻大作戦」という衝撃が損なわれている感があります。しかし終盤に至り、物語は「実話」の制約を外れてド級の男泣きファンタジーの境地へと到達…
★★☆☆☆ 盗聴や指紋照合など具体的な捜査過程は興味深く読めるのですが、組織内部の悪玉=エリート・デスクワーク中心・軟弱者vs善玉=叩き上げ・現場主義・タフマンという図式は(敢えて戯画化して描いているにしても)余りに単純過ぎやしませんかと。しかも…
★★★★☆ その昔、出崎哲監督による映画版を見て手に汗握ったものですが、オチを知った今に原作の漫画を読んでも余り楽しめないのでは…と思っていたのですが。どーしてどーして、やっぱりたいへん面白い。 以下、ネタバレ。
★★☆☆☆ 作為やハッタリのない誠実な(あるいは愚直な)ドキュメンタリーで、それ自体は好ましく思います。しかし「仕事と家庭の両立はたいへん」「一定年齢以上の女優は出番がない」「男どもには"性格俳優"なんてジャンルがあるのに!」とは(たいへんゴーマ…
★★☆☆☆ ガキンチョ時代に結婚を誓い合った二人が再会し、くっついたり離れたり、離れたりくっついたりを延々と。完全にくっついてしまうと物語は終わってしまうので、行く手にはあの手この手の障害が立ち塞がります。転校したり編入したりアメリカ留学したり…